きみの匂いに吐き気がした。

きみのことを大切に思っているし、嫌いじゃない。


それなのに、きみと同じシャンプーの香が自分の髪からふわりと匂うたび、きみがかしてくれたTシャツからいつものきみの香がふわりと匂うたび、吐き気がした。


きみの車の助手席に座って、家に付くまでずっと寝たふりをしていた。早く家に帰りたい、早くお風呂に入ってきみの匂いを全部洗い流したい、ずっとずっとそう思いながら家に着くまで目をつむっていた。




時々、自分のことが自分でも信用できなくなる。


またきみに責められるんだろう。でも、もうわかった。悪いのは全部私だ。今日はもうどこにもいきたくない。




BGM: Bad news// Owen



At Home With Owen

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