母さんが来ていた。
長文なので畳みます

母さんが家に来ると、二人で一緒のベッドでくっついて寝る。電気を消して部屋がっ真っ暗になると、母さんは何か思い出したようにふっと話し出す時がたまにある。昔話を聞かせてくれる。私の大好きな時間だ。

今回は、私が生まれる前に死んだおじい、母さんの父ちゃんの話を沢山聞かせてくれた。おじいの話をしながら母さんは珍しく泣いたり笑ったりしていた。


おじい。基本的?には大酒飲みで母さんいわく「かさましい(方言でムカツクと言う意味)おとうだった。」らしい。
今回の昔話のキーワードは、勉強、歯痛、運動会、ぜんざい、死期を悟っていた。

ぜんざいの話面白かった。おじいのママはおじいを産んですぐどっかへ行ってしまったのて゛、おじいは親戚の叔父さんに育ててもらったらしい(おじいママはその後戦争中に死んだそうな)。貧乏だったし、叔父さん達には甘えられなかったようで腹が空いていても叔父さん達に気を使って、もっと食べたい!とは言えなかったらしい。お腹イッパイご飯を食べられなかったんだって。

ほで、そんなことがあったおかげ?か、当時母さんたちにとっては大のご馳走のぜんざい(その時も貧乏だったらしい)を兄弟五人で競うように5杯も6杯もおかわりしようとしたら、おは゛あは、こら!食べすぎ!とか怒鳴ったらしいんだけどそれを聞いたおじいは「何で怒るか!子供が食べたいと言ってるからあげればいいさ!あんなに怒るな!」とおばあを怒鳴り返してくれたらしい。
おじいの怒りポイントを理解するのには家族みんな時間がかかったらしい。

あと、おじいとは関係ない話しだけど、私は両親ともにがっつり二重なのに何故か一重で生まれてきた。母さんいわく、おばあの兄弟にも一人だけ一重の叔父さんがいたんだって。なんか面白くない?リンクするもんだなーと。まー、私は実は母さんの子じゃないという可能性もあるけどな!あああ!