一週間ほど前に、映画パラノイドパークを見てきた。
私の中で何故かサラリと流れてしまっていて、感想というほどのものはあまりない。うまく思い出せない。んあー、ひとつ思ったのは、ところどころBGMと、主人公の心理的なものとがいい感じにズレていたように思った。人を殺した、でも日常はそこに漠然と広がっている。ただ音楽は流れる。自分と世界とが全く混ざらないというか。あと、ぼやけた映像がよかった。それから"一瞬の出来事"がすごくあっけなくて、本当に一瞬だった。そこでリアルなものを感じた。ちょこっと残るのは、主人公は薄暗い部屋の机に座り手紙を書き出すんだけど、机に向かって字を書き始めて、数秒後ふと思いついたようにスタンドライトのスイッチを入れるところ、それがなんだかよかった。