母方の祖母が腰を痛め、猫歩きしかできないようになっている。
母の妹に社会福祉主事の人がいて、いろいろしてくれているようだ。私の母は体調が安定していないので、叔母と私が仕事を少し強引に辞めさせたところで以前より自由に時間ができたこともあり毎日食事の世話....(食事の世話だなんて書くなんて、ちょっとびっくりした。)をしに祖母の家へ行っている。楽観的に、徐々によくなるだろうと思ってはいるが、このまま寝たきりが始まるのかもしれないとも思っている。
母は、祖母の世話をしていて、人の一生についていろいろ感慨深く思ってしまうと話していた。そして、「○○(←私の名前)、好きなこと一生懸命しなさいね!」と力強く言う。

祖父が早くに亡くなったこともあり、祖母は一人暮らしが長い。身の回りのことをしようと母が動くと、いろいろ細かな指示があるらしい。これは○○を使っていないから食べない、とからしいんだけど、孫の私にもその細かな指示をしている祖母は容易に想像がつく。とても神経の細かなところがある祖母だ。それに、最近一人暮らしを始めた私は、この全くの自由さに驚いていることもあり、祖母の気持ちも実感としてなんとなくわかる気がする。そういう話を母にすると、「人と暮らしていかないとね!大変だよ」と言われた。

引越しして一カ月もたっていないが、危機感のようなものを感じていた。これはやばい。自由すぎる。とにかくもうどうしたって、人と関わらなくては生きていけないということを、兄達の出産〜育児に立ち会って特別感じていて、とは言えまた一人暮らしという選択をしたわけだけど(私と暮らしてもいいという相手がいないからね!!!)。だから、というか、以前の一人暮らしのときに比べ、きちんと暮らすことを自分に言いつけている。朝起きたらカーテンを開け、布団をたたみ、食事の準備をし、身支度をし、朝食で使った食器類は洗ってから家を出る。とかそんなことだけど、これを毎日続けていく。あたりまえなことだけど、一人でいると私の場合そうはならない。
また、毎日続ける、ということに私は少なからず快感を覚えるところがある。