好きと言わせない

この人と付き合いたいから付き合う、じゃなくて、この人なら私を受け入れてくれるからっていう理由から始まっている。欲張りだと思う。別に好きでもない相手なのに、相手の好意はずっと自分に向いていてほしいと思っている。だから、好きと言わせないようにする。好きと言われたら関係が終わるから。でももうやめる。って、遊ばれてるのはこっちの方かもしれない。
これまでお付き合いしてきた人は、自分なりに、この人だ！という感覚が多少なりあってお付き合いをしてきた。今振り返って、そういう相手に出会うことが、どれほど、奇妙なことかを思う。運命かただの偶然かなんてのはわからない。ただ、奇妙だと思う。友人たちとの出会いも、奇妙なほどによくできためぐりあわせだったと思う。なくてはならない。御縁。それだけだ。それは私がどうすることもできないところにあるものだ。奇妙だと思う。