何かの雑誌で、浅野忠信さんがみうらじゅんさんのことについて話していた。みうらじゅんさんは「仏像を好きだと思い込んで、仏像を見に行って通っていたら、ほんとうに仏像が好きになった」と。

思い込み、であり、勘違い、である。それならば、と思う。行動したり言葉にしていくうちに、呪いのようなものがかかる。これは良いように使う手はない。言葉を丁寧に扱うこと。言葉ほど恐ろしいものはないし、言葉の現実変成力を侮ってはいけない。取扱注意!