玄牝−げんぴん−

この映画は感情的に語りすぎるといけない。私まだ全然飲み込めてない。前から二番目の席に座って見ていたのに、最後に引用されていた老子の言葉がにじんで見えず、きになるのだけど、調べて知ったところでやっぱりわかならないんだろうと思う。あと、現実きれいじゃない。きれいじゃないけど、それをしらないときれいもきたないもない。素直にさらりときれいじゃないものも見せてくれる映画だったと思う。吉村先生と娘さんの会話で吉村先生が、自分の人生に悔いることなど何一つもないそれは常に真剣に努力してきたからだ、、といったようなことを話していてピンッと何かが刺さった。ああ私はいつまで表面的なものをひたすら大事そうに掬ってすごすのか。

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姪が生まれて来る前と後ではこの映画の見方は全く違っただろう。んにゃ、この映画の見方、というよりその他の物の見方も変わっている。どんどんかわっていく。どんどんかわっていきたい。言葉の現実変成力を侮るなかれ。