キラキラ

TBSラジオ小島慶子キラキのポッドキャストが大好きで、たまにかかすこともあるけど聞いている。元気がでるし、いろいろ考えさせられることがあって、日常にいつもあるようなものだった。そのキラキラの話しをこのブログでちらっとした日に、小島さんが3月末で降板することを知った。いやだ。いやだああ。
でも、またどこかで小島さんの話しきけるはず。小島さんのラジオや雑誌の記事とか、小島さんの発信するものからすっかり離れるわけではない。

ある日の放送後記。コピー。最近はスタッフさんが書くことがほとんどだったように思う。 

1月16日
放送後記

今日も有り難うございました。気付かずに友人を傷つけていたことが何度もあります。だから私はトモダチがとても怖いです。トモダチは関係が何一つ変わらないように振る舞いながら、知らないところで血を流していたり、思いを溜め込んでいることがあるものなんだ。何かのきっかけでトモダチのかたちが決壊すると、相手からあふれて押し寄せてくるものに飲み込まれ打ちひしがれながら、本当に自分はこの世にいる限り人を傷つけてしまう鈍感極まりない疫病神なんだと思いました。好意と親近感をもって接していた相手にもそういう思いをさせてしまう、とことん的外れで無神経な人間に生まれついてしまったことを呪いました。たぶん、私の出す音はとても大きい。遠くにいれば聴きやすくても、近くにいるととても耳障りな、人を疲れさせる音量なのだと思います。過剰に生まれついたなら、それを引き受けるしかありません。誰の耳も傷めないように自分から距離を置いて、遠くの誰かに向かって鳴るしかないです。それだってほんとうのこと。近くにいなくたってほんとのことはありますから。でもごくたまに、涼しい顔をして私の隣に座る人がいます。そんな人がたまに現れるなら、やっぱりこの世は楽しい場所なんじゃないかと思う。その繰り返しでここまでやってきたけれど、生きていることは変わってしまうこと。またあっちの丘まで行かないと!って時も、きっと来るんだろうなと思います。明日もメール、お待ちしております!

小島慶子