彼の32回目の誕生日だった。手作りの誕生日ケーキは思ったより喜んでもらえた。
何がほしいかと何度か聞いたりしていたけど、何もいらない、必要な物もないというので、困ったとなって、もともと作る予定ではあったけど、私からのメインプレゼントになった誕生日のケーキだった。誕生日前夜に前から食べたいねって話ししていたお店のあんこう鍋を食べて、家に帰って日付が変わる頃を見計らってケーキ出そうとしていたら、彼がすくっと立ち上がり歯を磨くと言い出したので、慌ててちょっと待ってと、ソファーに座らせ目隠しをした。冷蔵庫から取り出しろうそくに火をつけて電気を消し、彼の前のテーブルまでケーキを運ぶ。どきどき。目隠しを外して、お誕生日おめでとう!って言ったら、眼鏡がなくて見えない!というので笑った。彼の彼女からの手作り誕生日ケーキバージンいただきました。
甘いものがそんなに好きじゃないけど、芋は好きっていう人なので、さつま芋・紅芋・紅はるかを粒が残るくらいのペースとにして、スイートポテト風のケーキにした。家族も芋好きだから食べるはずとか、芋好きにはたまらんとか、いろいろ言ってくれた。お世辞にしてもうれしい。おいしいって喜んで食べてもらえてよかった。自己満の行為ではあるけど、楽しかったしそのうえ喜んでもらえて、もう何も言うことありませんにっこり!