恐ろしい夢をみた。


私は実家の2階の、東の窓際に立っていた。たまに下の方から買い物袋が擦れているような、カサカサと音が聞こえる。だんだんその音が気になって音のする方を見下ろすと、隣の商事会社の駐車場に洗濯竿があって(実際にあった)、そこに何かが吊されていた。二匹いる。最初それが何なのか分からなくて、それをじっと凝視して、驚いた。ウサギだった。ウサギが二匹、吊されていた。しかも、何か細工がしてあってウサギの耳が洗濯バサミで留められ、ほんとうに吊されていた。ウサギは逃げようと必死に洗濯竿を左右に移動している。動く度にカサカサと音が鳴る。何か逃げられないように細工してある物に使われている買い物袋が擦れる音だ。私はぎょっとして、すぐそこへ行こうとするとそこの商事会社の経営者が出てきて、隣の建物へ入って行くのが見えた。夢の中の私は、この人がやったんだ、と確信し恐怖した。これは本当の話なんだけど、その経営者は5、60歳のおじさんで、たまに会うと挨拶はしたが、それ以上関わったことがなかった。ただ、私の家の木の枝が、隣のそこの建物の空間に入ったらしく、木の枝をボキッと折られた事が一度あった。母と一緒にその木の事を話ながら、「何か言ってくれればよかったのにね、あんな折り方をしなくても」と話したことがある。枝が折られ、剥き出しになったその部分だけが肌色で、何だかその木の姿はとても痛々しくて今でも覚えている。いや、うーん、こっちが悪いのだけれどね。それから、あのおじさんに対して私は、なんか怖い、という印象を持っていた。だから、ああ、この人がウサギをあんなにしたんだと直ぐに思った。
近くでテレビを見ている母に、ブンブン手を振って小声で何度も「こっち来て!下を見て!」と言うが、なぜか相手にしてくれず「いやよ、なんでよ、」と茶化している。私は必死に何度も、来て!と言った。そしたらやっと母が来て、私は下のそれを見せた、見せたと思って振り返ると母は居なかった。しまった!と思った。母がウサギを助けにそこへ向かったのが分かった。あの人がいる事を知らせなければ、と思って私も急いで下に降りた。すると、そのおじさんが入って行った、ウサギのいるとこの手前の建物の部屋のドアが、半開きなっていた。見ると、そのおじさんに母が首をしめられていた。私はそいつを母から引きはがそうと手をかけたその瞬間、シーンが変わり、目が覚めた。


こーわーいーよー!!!
こんなに恐ろしい夢を見たのは多分初めてだ。昨日のあの銃乱射記事の影響か、昨日バイト仲間と子どもの体罰やいじめについて生々しい議論をした影響か、あ、昨日のNINのhurtのPVをyoutubeで見つけて見てしまったからだろうか、どれにも私は底知れぬ恐怖を感じた、、、必死にあの夢の理由を探している。こんな夢を見たと言うと、人格を疑われそうなので、怖いけど、こんな夢をみる自分自身が一番怖いけど。