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dvdの話し
・恋する幼虫
- 出版社/メーカー: キングレコード
- 発売日: 2004/09/01
- メディア: DVD
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と思いつつ、妙に笑えて最後までなんとなく見てしまった作品だった。馬鹿馬鹿しいなあと思ったけど、馬鹿馬鹿しいと言い放ってしまうには凄く申し訳ない感じがする。この作品はほんとに馬鹿馬鹿しいけど、どこか切実なものを感じる。人は色んな悩みやコンプレックスを抱えながら生きている、ある時他人にそんな悩みやコンプレックスを思いきって打ち明けたら笑われてしまった、なんてことがある。「なんでそんな事で悩んでんの?気にしすぎだよー、あははー」なんて言われたりして。他人には鼻で笑われてしまうような悩み・コンプレックスが、本人にとっては死にたいと思ってしまう程大きなものだったりする。その、人に伝わりづらい悩みなんかを、一生懸命悩んでいる切実な感じがこの作品からは感じれるのでした。
人の性格のイヤラシイ感じを上手く出してる荒川良々と、中年男性のエロ・イヤラシイ感じを出してる松尾スズキも面白かった。松尾さんの向けるあざとい目付きはリアルに気持ち悪くて、強く印象に残っている。
あと、頬っぺたが酷くグロいことになってる主人公?の女性をいつの間にか可愛いく感じてしまってる不思議さも面白かった。
- 出版社/メーカー: 東北新社
- 発売日: 2000/03/31
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銀行強盗した後の、男二人の車中の緩い空気と会話がよかった。あと、殺し屋と殺しを依頼する男二人の気持ち悪さが面白かった。この作品の主演は浅野忠信さんで、あの、私の受け持つ塾生で浅野さんが好きな中学3年生がいるけど、その歳で浅野さんを良いと感じるなんてナイスな感性してるなとあらためて思った。
結構前の作品だからか、正直どこかで見た事があるような感覚を最後まで取り払えなかったけど、この監督さんは面白そうなので他のも見てみようと思う。もいっかい「茶の味」も見たい。
・四月物語
- 出版社/メーカー: ビデオメーカー
- 発売日: 1999/03/17
- メディア: DVD
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大まかな内容は、高校卒業後、大学進学の為に親元を離れ上京し、一人暮らしを始める女の子の話し、かな。進学する為に初めての土地で初めての一人暮らしを経験した人は、自分自身のあの頃を思い出したり共感出来るシーンがあるかもしれない。
好きなシーンが沢山見つけられた作品だ。カメラの目線がとても好きです。
いきなりですが、
◎好きなシーンベスト3
・冒頭の、雪景色の田舎の駅で家族に見送られるシーン。
どんな家族なのかあのシーンで垣間見れる。
・隣のアパートに住む女性が、主人公の部屋にカレーライスを食べに来てくれた時のシーン。
お母さんとの電話をなかなか切れない主人公が素敵だ。私なら電話中に誰か人が部屋に遊びに来たら、電話してる相手に「ごめん今友達来たから、後でかけ直すね」とか言って電話を切ると思うが、主人公は、そーゆー事を言わないで(言えないで)、キッチンにいるお隣りさんを気にしてソワソワしつつ、お母さんの「近所のアノ人がアレでさー」的な今しなくても良いような話しを「あー、うん、うん、」と聞いている。こーゆー女の子素敵です。巷では「女性の品格」という本が流行っているみたいだけど、女性というか、私の思う女の子に必要なものは、この映画でいくつか見つけられる気がした。
・雨のシーン
傘を貸してくれたおじさんに、借りた傘を返す為、先輩の働く本屋さんまで走って行くとこ。普通なら、ありがとうと傘を借りて翌日とかに返しに行くと思うんですよ、それを、あんな風に一生懸命雨の中走ってまでして、返そうとする健気な主人公。先輩は「傘はいつでも返しに来ていいよ」と言うのに、「すぐ返しに来ます!」とちょっと語気を強めて言うとことかも良い、あー可愛い。
- アーティスト: REMEDIOS
- 出版社/メーカー: ビデオメーカー
- 発売日: 1999/08/07
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子供が親の都合で振り回されるのは、見ていてなんかもう勘弁してくれと思う。誰にも打ち明けられず秘めている感じがとても切なかった。
グィネス・パウトロー主演の映画でスライディング・ドアってゆーのがあったけど、その作品の様に「もしも・・・だったら」と二パターンの展開が見れるのも面白い。