熱中して一気に何冊も読むことが最近なくなった。でも手元にはまだまだ面白そうな本がある。積読は進む。最近借りてきたのはサドの悪徳の栄え。私はこの方を哲学者らしきものだと思っていたので、そういった類のものが読めるかと思っていたけど予想に反し小説だった。語り口のかわいらしい女の子が主人公のよう。余談。私はキャッチャーインザレイのホールディンくんの語り口がとても好きだ。夜は短し歩けよ乙女の評判がすこぶるいい森見登美彦さんの、太陽の塔という名の小説の冒頭がキャッチャーのオマージュで、とてもよくって笑った。そのユーモアは見習わせていただきたい。