愛着

・猫
お腹がすいたときかまってほしいときは足に擦り寄り顔を見上げみゃあとなく。それをされると背筋がゾゾゾっとなるので猫近寄るなと念じてるようになり"猫嫌いな自分"というニュアンスがなんかいいという幼稚な思いつきもあって以来猫嫌いのポーズをとっていた。でも飼ってみて変わる。

車に轢かれてしまいテレビのアンテナみたいな恰好をさせられた小さなとら猫がある日家にやってきた。こうやって前触れもなく突然来たかと思えば二週間ほどして突然去っていく(貰い手が見つかった)ことになるこの猫。可愛すぎた。愛犬家だったが今では犬か猫どっちが好きかなんて答えられそうもないしおまけに女は猫を見習ったらいいと思うようにまでなる。ただ今もゾゾゾッてなるのは変わらない。

ミニチュアダックスフンド
ミニチュアって名前がつくのとかいろんなタレントさんに連れられていたミニチュアダックスフンドも嫌いだった。セレブの持つバッグやアクセサリーと変わらないファッション的なものになり下がってんじゃないよプライド低すぎんだよ!と思っていたがしかし、これまたひょんなことから家で預かることになってからというものもし飼えるならミニチュアダックスフンドもいいと思うくらいの過去の自分裏切り度がはんぱない。

・東京
東京で生活し始めてから約一年半経とうとしている。最近は「東京は怖い」「東京の人は冷たい」という声を耳にすると少しムッとする自分がいる。だめだこりゃ。頭を抱え込まずにはいられないばかばかしさ。こういう人はただのはた迷惑なおばさんになってゆくしかないのだ!まるでジッドの狭き門のあの人みたいに!いやああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!


...という悲鳴が響き渡る春なりぃ〜。