給料日のお昼に職場近くのゆうちょで、赤十字の口座に本当に僅かなお金を振り込んだ。それから少し、ほっとしたような気分になる。思ったのは、これはちょっとよろしくないと。
今思うのは、私にできることといえば、忘れないでいる、ということなんじゃないかと。今、感じているだろう苦痛、誰かを失った人の悲しみ、を想像し、それを忘れずに時間を日常をすごすことだろうか、と思う。
さっき読んでいた菊地成孔の歌舞伎町のミッドナイト・フットボールというエッセイ集に書かれていた。「キミが辛く、行き詰まった時、迷ったときにキミを救出するのは、イマジネーションとフィロソフィーだけだ。だから、海から塩を採るように、イマジネーションとフィロソフィーを湛えたプールを持っていないといけない。」。今はイマジネーションが必要だとリアルに感じている。