absolutely(story of a girl)//nine days
高校生くらいの時に毎日のように一緒にいた友達からアルバム借りて聞いていた。はず。まとめサイトで、失恋した女の子への歌みたいな紹介で目にして懐かしくてうれしくなった。今聞いてもとてもいい曲だと思う。

    • -

兄夫婦の二人目の子供が生まれた。名前はまだなくて、赤ちゃん、って呼んでいる。名前がまだ決まらないわけは、うちの家族は、というか母親がそういうのにかなりこっていて、その影響を受けた兄がいて、総ての画数において百点満点の名前をつけたいからで、本当になかなか決まらない。締切は来週の月曜日。ちなみに赤ちゃんの誕生日はYUKIちゃんやマイケル・ジョーダンと一緒なのでなんか嬉しい。あと言うまでもなくめちゃくちゃかわいい。あくびしたり、口先をとがらせたり、見ていて全然飽きない。

    • -

三歳の姪っこのこと。


赤ちゃんが生まれて、一番環境の変化に驚いているのはまぎれもなく姪っ子だった。兄夫婦のやりとりを見ていて、姪のことをお姉ちゃんと呼ぶことが一度もなく、私も彼女をお姉ちゃんとは呼んではいない。
赤ちゃんが生まれたのは、真夜中の2時だった。その7時間後には姪のお遊戯会があった。姪はその朝母親がいなくてちょっと泣いたらしい。お母さんは赤ちゃんと病院にいるよと話すと少し納得してそれからは大丈夫だったようだ。で、お遊戯会へは父親である兄と宮古から来たおばあちゃん二人と私が行った。舞台に上がった姪に私たち一同興奮して手を振ったりしていたのだけど、姪は「アレ?」という表情をしていた。お母さんを探していたのだと思う。それでも姪はいつもは恥ずかしがりやなのに一番聞こえるような大きな声で歌を歌っていた。お遊戯会が終わりみんなで赤ちゃんに会いに行った。姪は赤ちゃんを抱っこして笑っていた。その日のうちに私の母は宮古へ予定通り帰り、そして義姉の病室には誰も泊まれないらしく、姪は義姉の母親の宿泊するホテルで一泊することになった。兄も夜中からずっと起きて出産にも立ち会ったりして、兄も私も翌日は仕事なので、それに義姉の母親が気遣ってのことだった。まず、、、、退室時間になり、皆で「いやがるだろう」と予想していた通り姪は母親と一緒にいる、と言った。私達大人は、彼女に事情を話して、また明日来ようね、ホテルには大きなベッドがあって遊べるよ、なんて言って説得しようとした。でも姪は、予想に反してあっけなくわかったと小さくうなずいた。そしておばあに手を連れられ笑顔で母親に手を振り病室を出た。義姉はずっと私たちを見送っていたんだけど、姪は振り返ることなくエレベーターに乗った。それから皆でホテルへ向かって少し遊んだ。姪とおばあがお風呂に入っている時に、私は病室を出る時のことを兄に話した。涙が出そうだったと。兄は、あいつはわかっているんだよ、我慢している、頑張っている、と。そうやってみんな強くなるんだと。それからお風呂から出てきた姪の髪を乾かし、また少し遊んで、そろそろ帰る時間になり、姪が兄にまた事情を話し、今日はおばあと一緒に眠って明日また一緒に眠ろうねと姪に伝えた。姪はそこで、「えっ?」という顔を一瞬した。でも、また、わかったとコクリと小さくうなずいた。兄は部屋を出る際に姪に、ホテルの部屋の窓からお父さんの車が見えるかなーとみてみてねと話し駐車場へ向かった。駐車場からは姪とおばあの部屋の窓がよく見えて、ふたりは手を振っていた。姪はずーっと手を振っていた。その夜、姪は眠る前にしくしく泣いたという。そして翌日兄になんで迎えに来なかったのと怒ったらしい。そしてまたその夜、母親のいないお家で夜、おばあと兄と三人でいて、保育園へ行く準備をしてた時に不意に大声でうわーっと泣いたらしい。病室にいる母親に電話したら落ち着いて、あとは大丈夫だったと。私たちは母親のかわりにはなれない、けれども、いつだって彼女を見守っていることが伝わればいいと思う、いつも彼女のそばにいて沢山遊ぼうと思う。でも、、、姪っこは母親や赤ちゃんからあまり離れたがらない。先週末もとてもいい天気だったので姪の大好きな公園に行こうと言っても彼女はずっと嫌だといってた。もっと私も彼女と一緒にいる時間を増やさなくてはと思っているところです。

姪は最近いろんなことをお話ししてくれるんだけど、上手く発音できない言葉があったりして、それがものすごくラブリー。例えば、「〜しているところだよ」の「ところ」を彼女が言うと「ととろ」になる。あと、お布団は「おぷとん」、あとニワトリさんの鳴き声は「トテトットー」。この時期も本当にあっと言う間にすぎていくだろう。