愛着

ここに来る前に約5年間住んでいた沖縄のアパートのことを思い出す。雲一つない夜空を見上げ、あのアパートの屋上で見た夜空を思い出す。いろいろなあのアパートの風景を思い出す。はっきりと頭の中で思い出せる。染み付いている。帰りたい!でももう帰ってもあそこに住むことはないこともはっきり分かる。家って、健気な存在だと思う。雨の日も風の日もずっとそこに佇んで待ってているような。どんな時もただ変わらずに佇んで。
たまにニュースで、災害に遭い、家が崩れていくのをただ見ていることしか出来ないという場面?を見ることがある。住人が涙しながらじっとそれを見ているというあの映像。あれを思い出し、あれは不幸度数高いと思った。