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- 作者: 絲山秋子
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 2005/10/29
- メディア: 単行本
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絲山秋子さんの短編小説集。5作品あって、その中の最後の5作品目が衝撃的だった。それは「愛なんていらねー」というタイトルのもので、ある行為に対して嫌な嫌な嫌な気持ちで胸がいっぱいになった。それを強要する男と、受容する女。それでお互いに助け合えていたのかもしれない。一遍を除いて、この本に出てくる男と女は、同じ方向を見ているようで見れていないとなんか思った。
「人間だってナマコと一緒だよ。入口と出口を繋ぐ筒なんだ」