ぼちぼち始まってきた、待ちに待ったサマーセール。真っ先に靴を3足買った。黒エナメルのパンプス、黒Tストラップサンダル、グレーのこれもTストラップサンダル。足のサイズが25.5〜26cmと巨人サイズで、そういう大きいサイズも販売している某ショップをかれこれ3,4年利用している。今季のコレクションではあまり好みにあうものがなかったけど、実際見て履いてみるとテンションがあがるもので、明日月曜からさっそく履いていこうと思うと楽しみでしかたない。でもいよいよ靴棚が大変なことになってきて、ずらりと並ぶ靴(ハイヒール)を眺めるのは気持ちいいものだけど、置き場所に困ってきた。今さっき数えたらハイヒールだけで15足。それらのほとんどは7cm以上のモノトーンの靴で、そうなったのはハイヒールが大好きで7cm以上のものじゃないと買う気が起こらず、靴を差し色に使う気がないから。にやにや。ハイヒールの横から見た時のエグいシルエットがとても好きで、エグければエグいほどにやにやする。楽しい。

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マキタスポーツさんのラジオでエレキコミックさんがゲスト出演したことがあって、その回で、自分の見た目が気になってひきこもった女の子の相談に対して、エレキコミックのやついさんが言ったことが印象に残っている。「そもそも、を考えていないんですよ」とやついさんは話しだして、そもそもなんでかわいくなりたいかとか、そもそもなんで人に認められたいかと。...たぶん人にちやほやされたいからなんですよ。ちやほやされたいならいろんな方法がある、と。で、そもそも自分がもっているものに絶望するのがおかしいと。求めているものと、自分が違うことをわかってないんですよと。

お笑い芸人もそうなんですよ。僕らもまだ若手ですけど、1年目とかの若手のネタをみてると、面白いやつと面白くないやつの差ってそこなんですよ。ただそこしかなんですよ。憧れてるものをそのままやっちゃってるか、自分をちゃんと見たうえで、自分に合うネタをやっているか、だけなんですよ。面白いか面白くないかは。センスとかどーでもいい話なんですよ。売れてる人とか見ててもそうなんですよ。センスじゃないんですよ。自分の見え方を分かっている人が全員面白いんですよ。自分をもっと対象化した方がいい。

何を着るかを考える時にも、これは言える。私は167cmの微妙な長身で、肩幅が広く、筋肉質。身体が男性的。そんな女がゆうこりんみたいな服を着るなんて大きな間違いで、それは和田アキ子松田聖子の服を着るようなものだ。やわらかいシフォンのスカートや華奢な作りのブラウスとか、かわいいって思うし着てみたこともあったけど、似合わない。似合わない上に、身体のゴツさだけが際立った。似合わないけど着たいものを着てもいいじゃんみたいに思った時もあったけど、こればっかりはもうあっさり諦めた。でも逆に似合う服も沢山ある。人に着ているものをほめてもらう時はほとんど、「かっこいい」という言葉をもらう。かっこよくみてせくれるのものの一つがハイヒールだと思っている。微妙な長身ならもううんと高くなればいいと思った。あとハイヒールのあの曲線シルエットは女性的で、かっこいい中にもちょこっと女っぽいものを足してくれていい。でもこんな巨人と出合いがしらに衝突しそうになった人のおののき方といったらもう、、、心の底から謝りたくなります。怯えさせてごめんね!