結婚指輪を買った(買ってもらった)。


婚約指輪と同じブランドのヴァンドームあ おやまへ行き、彼が、好きなものを選んでいいよと言ってくれたので、あれこれ指にはめてみて、結果、一番シンプルな丸みのある優しい感じのものにした。なるべく彼にも長くつけてもらいたいので、角のない丸いラインのものを選んだ。丸いラインのものでも結構いろんなタイプがあって迷ったけど、結果的に第一印象がよかったものに決めた。私のリングには、ひとつ小さなダイアが埋め込まれている。かわいい。また別にハーフエタニティといって、ダイアが沢山ついたちょーゴージャスなものもあって、すごく可愛いかったけど、それはこっそり10年後の楽しみにしておくのだはは。

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さて、引越し。
ようやく決まりそう。

彼の社宅へ引越す、と私たちの意見が決まったったところで、私の叔母や彼の母からストップがかかった。理由は、あまりにも二人の職場から遠すぎる、というもので、かつ、高速を使って出勤をするのは危険だというものだった。彼女たちの意見は、お金もったいないかもしれないけど、賃貸を探した方がいいと、命には代えられないというものだった。
私は彼女たちの意見を聞いて、やっぱり社宅はやめにした方がいいような気がした。何かあってからじゃ遅いし、なにより二人からの反対はかなり重く感じられた。それからまた私たちは不動産に行って物件を見たりしたけど、やっぱり納得がいかなかった。どうするか決められずにいた。
彼は金曜に既に社宅の申込書を提出していたので、もしキャンセルするなら月曜にはそう伝えないと迷惑がかかるとのことで、そして今日彼は夜勤の予定があったので、話し合う時間があまりなかった。彼の意見はこうだった。アパートを借りるのはやっぱり考えられない。お金がもったいない。あと、来年に異動願いを出す予定がある、と。そして、引越しせず3月まで今のままでいるというのもあるよ、と言った。それは私が何度も口にしようとしたけど止めていたことだった。今のままでいるというのが、一番簡単だった。私も彼の意見にそうだよね〜と頷いていた。彼はそのあと、でももしそうなったら、なんか変だよねと言った。結婚式終わった後に二人別々の家に帰るのって変だよねって。私は、変だし寂しい、だけど確かに高速で通勤は安心できない、あなたが規則的な勤務時間の仕事であればいいけどそうじゃないし、それにまわりの反対を押しきるのはどうかと思うから、賃貸が無理であればやっぱり今のままがいいのかなーって言った。彼は、でもそれはやっぱり変だと言った
。高速の通勤は他にもしている人がいるし、賃貸借りるよりその方がいい、大丈夫だよ、と。
時間がきて彼は仕事に向かって行った。私はまだぼんやり納得できずにいて、母に電話してみた。そしたらすぐ解決した。笑った。母はこう言った。彼の言うようにしたら、と。そして、夜遅くなったり雨の日だったり、高速の運転が危ない時は彼は実家に帰るようにしたらいい、必ず社宅に帰らなくてもいいんだから、と。ああ、そうかーとなった。彼の母も私もそれなら安心する。必ず社宅に帰らなくてもいいし、社宅のまわりは彼と同じ職業の人が住んでいるから安心だし。でも、私寂しいなーと言ったら母はじゃああなたも彼の実家に行けばいい、と。家族でしょみたいなことを言う。まだそんなことできん。

それから母との電話を切って、まだ勤務時間じゃないことを確かめすぐ彼に電話した。社宅にしようと。そして、仕事が遅く終わった時や疲れてる時や雨の時は実家に帰ると約束して、と。それならお母さんも安心するからお母さんにもそうするってちゃんと話してねと、マザコンの彼に言った。わかったと返事していた。


ふぅー。
今回の引越しの話しあいの中で、彼はこれからも何度かこんな話しをすることになるはずと言った。出向があったり、子供が産まれたり、その度に引越しの話しはでるから、と。


むはー。


とりあえず、この引越しのことで頭を悩ませなくてすむのでほっとしていたら、また新たな不安が襲ってきた。引越し先の社宅のボロさ(築26年で壁面全体にカビが、、)や社宅裏の森から聞こえた変な虫の鳴き声や社宅の裏の森の下の方に大きなお墓がいくつか並んでいたことを思い出してびびっている。こわいよー。隣の部屋の奥様が優しい人でありますように。


来年の3月まで。せっかくなので楽しく明るく暮らしたい。